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院長コラム

第29回『サッカー障害:グロインペイン症候群』

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今回は、サッカー選手に起こりやすい障害、『グロインペイン症候群(しょうこうぐん)』について。

グロインペイン症候群、言いかえると鼠径部痛症候群(そけいぶつうしょうこうぐん)と言います。文字通り、“鼠径部(そけいぶ)”、つまり脚の付け根周辺に起こる症状のことです。中田英寿選手や中村俊介選手、ジダン選手などが悩まされていたのを記憶されている方も多いのではないでしょうか。付け根の症状と言っても、痛みが出る場所は一つではありません。鼠径部(そけいぶ)やふとももの内側、お腹の下側、お尻の下側、
睾丸(こうがん)の後ろ側など様々なパターンがあり、走ったり、キックしたりするとそれらの場所に痛みが出ます。これは、一度発症すると治りにくく、できるだけ予防することが大事なのですが、その為には原因を知らなければなりません。グロインペイン症候群は、主に股関節の硬さや股関節周りの筋力低下や筋肉緊張が原因となります。そのため、股関節に負担をかけすぎたり、周囲の筋肉疲労が悪化すればするほど発症しやすくなってしまいます。したがって、予防するには、ストレッチやマッサージなどを日頃からマメに行うなど股関節周囲のケアをしておくことが必要です。特に、股関節の負担の大きいサッカーは、入念なケアが必要でしょう。

もし、発症してしまった場合は、まず運動後のアイシングやストレッチなど、セルフケアを行うのですが、多くの場合はそれだけでは治りにくく、筋力の弱い部分を鍛えたり、股関節に負担の少ない身体の使い方を訓練したりすることが必要となります。いずれにせよ、予防にしても治療にしても、自分の弱点をキチンと把握すべきです。

「どの筋肉が緊張していて、弱くなっているか?」
「股関節がどの方向に硬くて、動きを邪魔しているのはなにか?」
「自分のキックモーションにどんな癖があって、どこに負担が大きくかかっているのか?」などが分かっていなければ、的外れなケアになってしまいかねません。決して自己判断はせずに、スポーツ障害に詳しい専門家に相談しましょうね。(^_^)

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