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院長コラム

第26回『テニス肘』

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肘が痛くて来院される方に多い“テニス肘”。

説明すると、「テニスしてないのに、テニス肘?!」と驚かれる方もいらっしゃいます。テニス肘はあくまでも通称。テニス愛好家に多く発生するためにこう呼ばれていますが、正式には上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)と言います。つまり、上腕骨(じょうわんこつ)の外側上顆(がいそくじょうか)と言う場所に発生した炎症ということです。実はこの場所、とてもストレスを受けやすい場所です。指を伸ばしたり、(手の)甲を持ち上げるように手首を反す際に働く筋肉が密集してくっついている場所なのです。そのため、筋肉によって頻繁、かつ、強力に引っ張られ、疲労や炎症が起こりやすいのです。したがって、手をよく使う方に多く発生しますが、年齢による筋肉の衰えが原因になることも指摘されています。

症状は、手の甲を上にして物を持ち上げたり、タオルを絞ったりなど、外側上顆部にくっつく筋肉が力を入れる動きをすると痛みがでます。診断はとても簡単で、指を伸ばす・手首を(甲側に)反す動作に抵抗を加えたり、そのままの姿勢で椅子を持ち上げさせたりすることで、痛みが出るかどうかを確認します。(つまり、症状を誘い出すだけ)

治療法は、まずは“安静”です。外側上顆にくっつく筋肉を働かせないことで、炎症を鎮(しず)めます。症状が強い場合は、添え木(そえぎ)など硬い固定具をつかい手首などを固定することもあります。また、ストレッチやマッサージなども有効です。筋肉をゆるめてあげることで、炎症の原因となる“外側上顆を引っ張る筋力”そのものをやわらげ、根本的に治していきます。

但し、もともと“手を使わらざるを得ない方”が多い為、無理がたたって、治るのに時間がかかるケースもみられます。場合によっては、強力な痛み止めの注射をすることや、手術をすることもありますが、再発の可能性も考えると、できるだけ自然な方法で根本的に治したいものですね(^_^)v

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