前回は、スクワットする時に押さえるべき肝(要点)についてご紹介しました。
スクワットはトレーニング効果が高いだけに、正しいやり方が大事ですね。
今回は、スクワットでどんな効果が期待できるかについてご紹介していきます。
①足腰鍛錬
まずはなんと言ってもコレですよね。筋トレと考えられている方が圧倒的に多いことでしょう。間違いなく、大腿部(ふともも)や臀部(おしり)の筋肉を鍛えられます。
これらの筋肉は加齢や運動不足で真っ先に弱る筋肉です。また、やり方次第で体幹や下腿(すね、ふともも)、インナーマ ッスルなどへも効かせることも可能です。
ただ、鍛えられるのは筋肉だけではありません。それが次の「モーターコントロール」。
②モーターコントロール
モーターコントロールとは、その動作を遂行するために行われる運動制御のことです。
例えば「歩行」。歩くためには筋力だけ強くても歩けません。適時適切に筋肉や関節が働いてくれなければ思うように歩けません。その時にバランスよく姿勢を崩さないような制御も必要です。つまり、スクワットは全身を安定させながらしゃがむような動作を訓練できるのです。この動作が出来るか否かが、私達の日常に大きく影響します。
継続するうちに、より深くしゃがめるようになる方も少なくありません。
③体内効果
スクワットは筋トレですから当然体内効果も得られます。とりわけスクワットで鍛えられる筋肉は強くて大きいものばかり。したがって、その分大きく影響します。
私が「これは期待できる」と考える体内効果を以下に挙げてみます。
・血流促進:筋肉ポンプ作用により血流量増大
・脂肪燃焼&血糖消費:エネルギー源として大量消費 (空腹時推奨!)
・若返り:エネルギー製造所「ミトコンドリア」増加→エネルギー流通促進
・認知症予防:脳神経成長促進たんぱく質「BDNF」の分泌増
・失禁予防:内転筋や肛門・尿道括約筋強化 (“意識”が大事!)
・精神強化:未来に向かって、鍛錬に挑む姿勢が精神強化 自信がつく
・腰痛予防:腰を曲げずにしゃがめるようになればなるほど腰痛リスク激減
以上、スクワットで期待できる効果について挙げてみましたがいかがでしょうか。
実に沢山ありますよね! 他にも「自律神経」や「免疫」、「内臓機能」にも良い影響があると言われています。まぁ、人間も動物同様、動く生き物なのですから、運動によって良い効果があるのは当然ですよね。 最後に、スクワットはきつめ(運動強度高く)にやる方が上記効果は得られやすくなります。言うなれば「良薬は口に苦し」ですね。
読んでいて、スクワットしたくてウズウズしてきたのでは?(^J^)