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院長コラム

第38回『腱板断裂(けんばんだんれつ)』

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腱板(けんばん)とは、肩の関節の深いところに存在する板状になった筋肉のことです。(インナーマッスルとも呼ばれます)これは肩関節の周りを取り囲むように存在していて、肩を動かす時にそれをサポートするように働きます。

例えば、腕を横に挙げる時、腕を持ち上げるのは三角筋(さんかくきん)と言う強い筋肉が担当しますが、この時に肩の関節の骨同士がぶつかり合わないように誘導するのがこの腱板です。もし、この腱板の働きが悪くなると三角筋が持ち上げる力によって骨同士がぶつかって関節が故障しやすくなってしまいます。困ったことに、これがよく起こってしまいます。腱板はとても劣化しやすい場所で、老化や運動不足で放置しておくと次第に弱くなってきます。弱くなった腱板は傷つきやすくなってしまい、ぶつけたり捻ったりなど強い力が加わらなくとも、日常生活の軽い負担だけで傷ついてしまうことも少なくありません。

症状は、関節が固まってしまう五十肩とは違い、腱板断裂では反対側の腕で支えてあげると持ち上げることが出来ます。但し、五十肩よりも治りにくく、重症例では『時間がたっても改善しにくい』特徴があります。また、夜間の痛みも強く出る場合もあります。

治療は、基本的に傷み始めたばかりの時は安静を保ちますが、症状が軽減するようであればリハビリ等を行ってインナーマッスルの働きを高めていきます。しかし、長期間痛みが継続していたり、明らかに断裂がひどい場合は、手術を選択することもあります。腕は特によく使う場所ですのでしっかり治したいものですね。(^.^)

ちなみに、腱板断裂はレントゲン写真では写りませんので、例えレントゲンを撮って五十肩と診断されたとしても、中々痛みが引かない、もしくは益々悪化している方はご注意ください。

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