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院長コラム

第39回『腰椎分離症(ようついぶんりしょう)』

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腰が痛くて病院でレントゲン写真を撮ったら、「腰の骨が折れていますね」と言われ、ビックリした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はこの分離症、決して珍しくない骨折で、無症状のまま気づかずに過ごしている方も多いのです。多くの場合、子供の頃の激しい運動が原因で疲労骨折をしたものと言われ、その骨折が治らずに、骨が分離している状態から分離症と呼ばれているのです。分離症があると腰痛が出やすくなり、特に腰を後に反そらせた時の痛みが出やすい傾向があります。この腰痛は、ほとんどの場合は時間の経過とともに改善していきますが、無理していると分離した場所から“すべり症”と呼ばれる骨のズレが発生しやすいため、注意が必要です。

“すべり症”になると、骨の変形や神経痛などの原因にもなりやすいため、悪化させないための予防がとても大事です。何度も繰り返す、腰を反らした時の腰痛でお悩みの方は、レントゲン写真でチェックして自分の腰の状態を知っておくことも大事かもしれませんね。

弱点を知った上で、予防のための身体づくりに生かしたいですね。“すべり症”についてはまた次回。

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