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院長コラム

第12回『交通事故(むち打ち症)』

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今回は、交通事故でよく起こる『むち打ち症』について。
“むち打ち症”は、スポーツなどでも起こりますが、ほとんどの場合交通事故で起こります。

 

激しく衝突した時はもちろんですが、スピードの出ていない、ほんの軽い衝突でも起こることもしばしば。

また、事故から時間が経って徐々に出てくることもあり、事故直後は大したことないと思って放っておいたら、後でだんだん辛くなってきたと言うケースも少なくありません。

むち打ち症のメカニズムは、首の特殊な構造にあります。それは、首が重たい頭をのせながらもよく動く、不安定な構造だからです。

その為、衝撃によって首が鞭(むち)のように振られることで、首に強い力が加わってしまいます。

特に、ぶつかることを事前に察知できずに傷めたむち打ち症は、(首が)より大きく振られやすく、たとえ軽い衝撃でも、想像以上に強く傷めてしまうこともあるのです。

むち打ち症で、もっとも傷めやすいのは筋肉や関節ですが、時には神経を傷めてしまうこともあります。重症なものでは麻痺を起こし、手足が動かせなくなることもあります。

そのような重症の場合は別ですが、一般的な“むち打ち症”では、病院での検査で異常が出にくいものです。

そのため、軽く考えられ、放置した結果、後遺症に苦しまれる方もたくさんいらっしゃいます。

むち打ち症では、痛みや耳鳴り、頭痛、めまい、吐き気など、多彩な症状が起こりうるのですが、一旦治ったとしても、忘れたころに後遺症となって再発することが多いのです。

また、精密検査が必要になる後遺症もあります。

近年注目されている『脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)』です。これは、とても治りにくく、強い症状を起こし続けます。この場合、特殊な治療が必要となることも多いため、その見極めが大切となります。

以上のように、“むち打ち症”と言っても、傷め方や症状、重症度は様々です。

もし、衝突事故などを起こした際は、たとえその時に症状が無くても、「大丈夫!」とすぐに自己判断はしないでください。数日は様子をみて、少しでも不調があれば早めに治療を受けましょう。

また、必ず警察に届けて、保険会社を通して、医師の診断を受けておくようにしましょうね。治療が必要になった際に重要な手続きとなります。

あとあと残さないために。(^.^)

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