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院長コラム

第10回「寝違え」

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今回は寝違えについて。

朝目が覚めて、起き上がろうとしたら「いててててててて」

痛みがあって、首を回せない...

と、このような経験がある方も少なくないでしょう。いわゆる寝違えです。

症状は、首を動かした際に出る、首から背中の上部や肩の痛みです。冒頭の例のように、起きた時にすでに痛むこともありますし、だんだんと痛んでくることもあります。

寝違えると、首の動きが著しく制限されます。特に“振り返る”動きに制限が出やすくて、自動車や自転車の運転がしにくくなるばかりか、ちょっとした動きでも首に痛みが響き、全身の動作がぎこちないロボットのようになることさえあります。これでは動くのが怖くなってしまいますね。

原因は何か? その多くは、寝ている時の首の姿勢です。

寝ている時に、首の筋肉や関節へ負担が掛かる姿勢をとっていて(もちろん無意識です)それを長時間続けた結果炎症が発生するのです。

実験で、首を捻ってみてください。そのままの姿勢でしばらくいると、だんだん痛みや違和感が出てくることが分かるでしょう。

寝違えてしまったらどうするか? 

まずは冷却を考えましょう。寝違えてすぐの痛みが強い時、そこの場所には炎症が起こっています。そのため、まずは冷却をして、炎症を鎮めることが第一です。

間違っても自己判断で我慢しながら揉んだり、動かしたりしないようにしてください。無理をしなければ次第に痛みは和らぐでしょう。無論、プロにゆだねるのもオススメです。

症状が和らいてきたら、今度は温めていきます。また、肩甲骨周りのストレッチなどもよいでしょう。血行を良くすることで回復が早まります。(下記改善法もお試しあれ)

予防法は?

寝違えは、肩こりなど首肩背中の筋肉が緊張している方がなりやすい傾向にあります。何度も繰り返す方は、もともと首肩背中に疲れが溜まっている可能性が高いでしょう。

したがって、温めたり、肩甲骨を動かす体操をする、また枕の調節をするなど、肩こり予防こそが、寝違え予防にもつながるのです。

他にも、ストレスを溜めたり、寝る前の暴飲暴食なども原因となるので避けた方が良いです。心も内臓も身体を緊張させますからね(^o^)丿

≪寝違え改善体操≫

  • ①手をダラーッと下げる
  • ②首の痛む側の手をゆっくり後に挙げて(挙がるとこまで)、そこで20秒間キープする。
  • ③次に肘を軽く曲げた状態(角度が110度位)で、前に挙げていく。上がるとこまで上げたら、そこで20秒間キープする。

※この①~③を3~6セットほど行うと首の痛みが改善しやすい

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