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院長コラム

第23回『熱中症』

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東京もいよいよ暑くなってきました。

急に気温が上がったせいか、連日熱中症のニュースが流れています。全国千名以上の方が救急搬送されたとか...

僕も先日、帽子もかぶらずに自転車でぶらぶらしてたら、頭が異様に熱くなりボーっとしてきて焦りました。

そもそも熱中症とは何か?これは体温調節がうまくできずに起こってしまう症状のことです。

人間は、まぎれもない恒温動物です。暑くても寒くても、自分の体温を一定に保つ機能をもっています。

熱中症ではこの機能がうまく働かなってしまい、体内に熱がこもり、同時に体内の水分やミネラルのバランスも崩れて、めまいやけいれん、吐き気、意識障害、頭痛などが起こってしまうのが熱中症なのです。

熱中症は、『熱疲労』『熱痙攣(けいれん)』『熱失神』『熱射病(日射病)』の四つに分けられています。

『熱疲労』・・・水分不足による脱水症状と血圧の低下の急激な進行によって、頭痛やめまい、吐き気や脱力感などを生じる症状

『熱痙攣』・・・塩分が不足した場合に起こりやすい症状で、お腹やふくらはぎの筋肉が強く痙攣し、激痛を起こすこともある。

『熱失神』・・・高温の環境下で、長時間活動していた場合に、熱によって血管が拡がり過ぎて血圧が下がり、めまいを起こしたり失神したりする症状。

『熱射病(日射病)』・・・もっとも怖い熱中症。体温調節機能が麻痺し、その為に体温が40℃以上に上昇してしまうことも。発汗がみられなくなり、吐き気や頭痛が出て、さらには、言動がおかしくなったり、意識を失ったりすることもあり、最悪の場合、死にいたることも。救急搬送!

以上のように、ひとえに熱中症といっても症状は様々ですが、特に意識障害がみられる場合は、一刻も早く応急処置をしつつ救急車を呼び、医療機関へ搬送するのが大前提。

応急処置は以下の通り。

≪応急処置≫ ポイント:「いかに早く体温を下げるか」

1:涼しい場所に避難し、衣服をゆるめて風通しを良くする
2:冷たいタオルなどを使って、体を拭いたり、冷たい物を身体にあてたり、うちわなどであおぎ、体を冷やす(特に、首周りや脇の下を冷やすと早く冷える)
3:水分&塩分を補給する。但し、意識を失っている場合は、窒息の危険があるのでNG。また、吐いたりしている時には、気道確保の為に横向きに寝かせる。

次に予防法も書いておきます。

≪予防法≫ ポイント:「体調の管理」「環境調節」「水分補給」

①睡眠不足や過労など体力がおちている時に、暑い環境で活動しない
②風通しの良い服装 帽子や日傘をつかう
③涼しいところでマメに休憩
④マメに水分と塩分を摂る

熱中症は、炎天下の屋外だけじゃなくて、室内や車内でも起こりえます。特に、お年寄りや乳幼児は要注意です。

これからますます酷暑本番!心して乗り切っていきましょう!(^^)!

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