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院長コラム

第62回【ターフトゥ(足親ゆびの付け根の痛み)】

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①『ターフトゥ』とは 

『ターフトゥ(Turf Toe』 聞かれたことがある方は少ないのでは?これは足の親ゆび(以後母趾)のつけ根の関節を傷めるケガです。後に書きますが、靭帯を傷めるので「捻挫」と言っても良いかもしれません。

Turf」は「芝」で「Toe」は「つま先」を意味しますので、「芝で行うスポーツで起こりやすい、つま先の捻挫」と言ったところでしょうか。

② 発症メカニズム 

ターフトゥでは、母趾に体重をかけながら強く反らすことで引き起こされます。その状態では「プランタープレート(Plantar Plate)」と言う靭帯が強く引き伸ばされてしまい、堪えきれず切れてしまいます。(この力が繰り返し加わることでも発症)

元来、母趾の付け根は非常に大きな負担がかかる場所なので、「種子骨(しゅしこつ)※」が存在しているのですが、プランタープレートはこの種子骨に付着して母趾の関節の動きをサポートしています。つまり、これが切れてしまうと種子骨が不安定になるばかりでなく、つけ根の関節が大きな負担に曝されてしまいます。その結果、発症するのがターフトゥなのです。先の「芝で行スポーツで起こりやすい」と書きましたが、天然芝より硬い人工芝の方が起こりやすいようです。またシューズの靴底の状態も影響しやすく、柔らかいと発症しやすいようです。(人工芝用スパイクは柔らかめ)

つまり、地面が硬く靴底が柔らかいほど、母趾が反らされやすいということですね。バスケットなどでも起こるようですよ。

③ ターフトゥの症状 

 ターフトゥでの症状は以下の通り。

・圧痛(患部を押すと痛い)

・荷重痛(母趾のつけ根に体重をかけると痛い)

・可動痛(特に、母趾を反らすと痛い)

・腫脹(患部周辺が腫れる)

・熱感(患部が熱を持っている)

・異常可動性(母趾を反らすと、反対の足より大きく反る)

④ 治療 

ターフトゥの治療は、一般捻挫治療同様「患部安静」につきます。初めて傷めた時には特に、安静を徹底するべきです。

RICE法11回「応急処置RICE法」参照)は勿論ですが、テーピングなどで患部固定も行うべきでしょう。固定は母趾の背屈制限(反り防止)です。

状態に応じて、温熱、電気、超音波など物理療法等や種子骨付近緊張緩和のために足底マッサージも有効です。

⑤ 予防 

 ターフトゥを起こしそうな競技の選手はご留意を。

・足底筋の柔軟性アップ(マッサージやストレッチ)

・足趾の関節可動域訓練(特に背屈は硬くないか?)

・足底筋の筋力アップ(ゴルフボールつかみやグーチョキパー)

・柔らかい靴底を避ける

⑥ 私見ですが 

ターフトゥ、ラグビーでもたまにいます。理想としては、症状を完全に取り除いた上で徐々に復帰といきたいものですが、騙し騙し競技を続けている選手が多いのが実情です。

決して推奨するわけではありませんが、もし僕の選手時代でもやはり休まなかったと思います。(正確には、休めなかった?)トレーナーとしても何とかしてあげたいので、テーピングやクッション材を駆使してサポートしてあげています。でも、万一悪化していくようであれば一旦休むべきです。そうでなければ症状が治りにくいどころか、種子骨骨折なども起こる「種子骨障害※」が合併するかもしれません。そうなると更に大変なので、それは絶対に防ぎましょうね。

種子骨障害:踏込動作をはじめとする強い負担により、種子骨にトラブルをもたらしたもの。種子骨付近の炎症をはじめ、種子骨骨折を起こすこともある。(ターフトゥと場所も同じだし、症状がとても似てます)

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