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院長コラム

第35回『ボクサー骨折』

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今回は、ボクサー骨折と呼ばれる他の骨折について。ボクサー骨折とは、手のひら部分の中手骨(ちゅうしゅこつ)の頸部(けいぶ)と呼ばれる、ナックルパート(指の根元のこぶしの出っ張り部分)付近の骨折のことです。パンチをした際に傷めることが多いのでこう呼ばれていますが、実際には、ボクシングよりもケンカや硬い物などを殴って起こすことがほとんどです。この骨折の場合、傷めた骨の“ナックルパート”が分かりにくくなってしまいます。これは、骨折部の内出血による腫れによるものもありますが、それよりも骨折した箇所で骨が折れ曲がってしまうために起こります。折れ曲がり方は、(甲を上にして)下に首をかしげるようにまがることがほとんどですが、場合によっては、ねじれも加わってしまうこともあります。このねじれは要注意で、そのままにして骨がくっついてしまうと、隣の指とぶつかり合って、手の機能異常の原因になってしまうので、できるだけ元の状態に近づけることが大事です。

この骨のズレを戻すことを整復(せいふく)と言うのですが、折れ曲がりやねじれをきちんと整復して、その後、再びズレないように固定をし、3~5週。骨がくっついたら今度は機能回復の為のリハビリです。(固まった関節の動きを取り戻すなど)それをすべてクリアして、終了となるわけです。

ボクサー骨折に限りませんが、よく使う“手”の骨折は、とても不便で苦痛を伴うものです。が、よく使う手だけに、できるだけ元通りに使えるようしっかり治しておきたいものです。

ちなみに、整復は、専門知識&技術が必要不可欠です。パンチして手を傷めたら、信頼できる整形外科か接(整)骨院へ。

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